初心者によるシーバス釣り備忘録

初心者の初心者による初心者のためのシーバス釣り備忘録（2010/2～）
（意見や能力には個人差があります。釣り場によって状況も変わります。ウェーディングなんて面倒なことはできません。ようしません。）

釣り場	淀川河口南港かもめ大橋下夢前川河口温排水周辺市川潮止め堰堤下正直言って魚は上記のどこにもいる（餌釣り師は釣っている）が、簡単にルアーで釣れるのは淀川河口。かもめ大橋下は人生初のシーバスを釣った場所だがその１尾のみ。夢前川河口は１度フッキングしてばらし、１度トップで出たが乗らずで結局釣れていない。市川潮止め堰堤下はR250バイパス橋脚付近までがポイント。ボラも多いが夢前川よりは安定した釣果。
ロッド	Procaster S 602LFS-V Salty Stick S806L SOLPARA SPS-862L DIALUNA S1006M Moon Shot R S806ML DIALUNA XR S906M プロキャスターＳ：昔のバス用タックルの流用。堤防の上から釣るのはつらいが、河口の石積み護岸の上から釣るならこれも使える。短いぶん取り込みに神経を使うが、それだけ面白さが増すとも言える。 ⇒2015/6/21 整理のため売却。 Salty Stick：トップガイドだけSiCで意味があるのかないのかよくわからないが、軽くて細くて使いやすい。調子は若干固め。 ⇒2012/12/15 整理のため売却。ソルパラ： Salty Stickのティップ部を柔らかくしてガイドをすべてハードリングにしたようなイメージ。バット部は若干太くてリールシートも１サイズ大きい。ティップが柔らかい分だけジグヘッドとワームを使ったキビレゲームにも向いている。 ⇒2015/6/21 整理のため売却。ディアルーナ：ヒラメ釣り用に購入。もっぱら煙樹ヶ浜や日高川河口で遠投するために使用。ロッドにパワーがあるとジグも思いっきりためてぶん投げられるので気持ち良い。注意しないとスナップが荷重に耐えられずに壊れるのでクロスロックタイプのスナップを使用する。実は竿から感じる調子はソルティスティックと似ている。基本コンセプトは同じということだろうか。ムーンショットＲ：淀川河口用に少しパワーを上げたかったのでML。なぜパワーを上げたいのか？アベレージが40cm～50cmでネットを使わず抜きあげたいから。帰って洗うのが面倒なので(特にボラで)ネットを臭くしたくない。幸い石積み突堤の上からの釣りなのであまり高さがなくMLなら抜きあげ可能。バチパターンのショートバイトはあまり拾えないが気にしない。（はじいているのはどうせボラのアタリだから）ディアルーナXR：サーフもリバーも１本のロッドでやりたければ906Mで。重めのルアーも投げられるが、ティップは柔らかめで単なる棒という感じでもない。魚の引きを楽しみながら主導権を渡さずにやり取りできる。
リール	シマノ　08バイオマスター4000 シマノ　10コンプレックスCI4 F6 シマノ　11バイオマスターC3000 バイオマスター4000：少し重たいので、できれば若干アンバランスでも軽いロッドと組み合わせたい。特に理由がなければC3000で十分かと。コンプレックスCI4：軽いリールを探してコンプレックスCI4へ。ハイギアである点がレアニウムとの大きな違いだが、効果があるのかないのか…。リップつきのミノーなどはやはり巻きが重いが流れの変化を感じやすいとも言える。空巻き時はなめらかさを感じるが、実釣中はバイオマスターと比べても違いがあまりわからない。個体の問題かもしれないが、PEラインを巻くとバックラッシュが多発し、付属のワッシャーを２個入れて、つまりもしかしたら若干順テーパーかな？というぐらいにして収束。スピニングのバックラッシュは表面の糸と内側の糸がなぜか噛み合ってしまい、表面の糸が放出されるときに内側の糸を無理やり引き出してしまうことによって生じているようだ。 11バイオマスター： 4000が重くてミノーの操作をしたいときにちょっと鬱陶しく、嫁さんがコンプレックスを使っているときの自分用として購入。 4000よりは軽いのだが、値段も下がっているのでもう１個コンプレックスかエクスセンスのCI4系でさらに軽さを追求しても良かったなと印象。 X-SHIPで巻きは滑らかで、ハンドル回りのガタつきも少ないが、ダイレクト感は小さい。なお、ソルトウォーターで使用した後は、シャワーOKのリールなら少なくともラインローラー部分は軽く真水で洗っておいたほうがよいかと。放置しておくと負荷をかけて巻いた時にシャラシャラ音が発生するようになる。また、シーバス用としてはI型よりT型のハンドルのほうが大型の魚がかかった時にやり取りしやすい。もっとも、大型の魚ってエイなんだけど…。
ライン	シマノパワープロ 0.8号/1号ホワイト/ハイパーオレンジ東レソラロームII スーパーストロング 10lb/12lb/25lb 細い糸のほうがルアーを飛ばせるのでPEラインを使用。パワープロが安くて強くてトラブルが少なくて良い。PEラインを使用するとルアーの振動をナイロンより感じるが、その感度を生かして釣果を伸ばせるのかどうかは人次第。 PEの利点：飛距離が出る。軽いルアーでも比較的振動を感じやすいので釣っていて退屈しない。流れの中のポイントもわかりやすい。根に当たった時にさっと竿先を上げて根がかりを回避できる。アタリが明確。やりとりもダイレクト感があって楽しい。スーパーストロングはリーダーとして利用。釣り具屋で安く売っているので。軽いルアーばかり投げ続けるとスプールの中でトラブるので、軽いミノーを投げたら次は重さのあるバイブレーションを投げるなどして一度ラインをできるだけ出し、やや負荷のある状態で巻き直したほうが良い。
バイブレーション	D-Stream D-KILLERS VIBSS 70S ima Koume60/70/80 TACKLE HOUSE R.D.C ROLLING BAIT RB77 SHIMANO EXSENCE Salvage 70S/70ES Jackson MIXIM Prial Salt Water Vibration JV60S Koumeとローリングベイトで何とかなることが多いが、サッパパターンならプライアル。淀川で釣るときは 15g以下のバイブレーションが有効だが、水深によっては他のバイブレーションも使用する。
プラグ（ミノー／シャッド）	ラパラ CD-7 ラッキークラフト B'FREEZE 78LB/S ima B-太 60SR ima sasuke 120 裂波邪道ヤルキスパークリングサンダーローリングスペシャルスーサン 2010年はCD-7とB'FREEZEが大活躍だった。 2011年はバイブレーション一辺倒になってしまいミノーやシャッドはほとんど使わなかったが、晩秋に日高川で黄金の裂波を使っていたらシーバス、太刀魚、マゴチが釣れた。 2012年は市川の潮止堰堤下で黄金の裂波を使いシーバスが釣れた。
シンキングペンシル	ラッキークラフトワンダー60/80 ラッキークラフトワンダースリム 70 ゆっくり巻くと何かが釣れる。軽いシンペンは決して風上に向かって投げてはいけない。ライントラブルの元なので、投げるならせいぜい２回に止める。
魔性のルアー	ボラに口を使わせたルアーを魔性のルアーと認定する。ラパラ CD-7 ima Koume70 邪道ヤルキスパークリングサンダーローリングスペシャルスーサン TACKLE HOUSE R.D.C ROLLING BAIT RB77 ラッキークラフトワンダー 60/80、ワンダースリム 70 レイジー 8S アスリート 7S ボラも選り好みするらしく、来ないルアーにはまったく来ない。そもそもフックが大きいと口にはフッキングしないが。レイジー8Sのフックは大きめなので、釣れたボラのサイズもわし史上最高だった。
フック	カルティバ SD-36 #6 どっかでダブルフックにしたほうが根がかりしにくいと書かれていたのを読んだ記憶があり、特にCD-7などは片っ端からSD-36に置き換えている。フックが二又に分かれるのでスプリットリングなしでフックアイに付けられるのが良い。錆びも少ないが、まったく出ないという訳でもない。
巻き方	タダ巻き。たまにしゃくって魚の注意を引いてみるのも良いが実際にフッキングするのはタダ巻き時が多い。ジャークの瞬間で掛けたのは人生最初にフッキングして足元でばらしてしまった１尾のみ。バイブレーションでもミノーでも着水直後からルアーのぶるぶるを感じる程度の速さで巻く。ハンドル１～２．５回転／秒。ポイントによっては一旦着底させてから巻きあげて釣れる層を探すか、ストップ＆ゴーでボトムを中心に探る。
ドラグの強さ	シーバスの口の中やあごの下は柔らかい膜状になっている箇所があり、ドラグがきつめだとそこにフッキングしたときにかなりの確率でエラ洗いやヘッドシェイクでバレる。少しドラグは緩めにしておき、必要に応じて手でスプール抑えてブレーキをかける。必要な時とは追い合わせを入れる時と走られ過ぎた時。ピックアップ寸前でフッキングした時は若干走らせてラインを出してからやり取りする。魚のスタミナが切れたら竿のタメでラインが止まる程度にまでドラグを締めて引き寄せ取り込み。根がかりを外すためなどでドラグを締めた後は忘れずに緩める。
取り込み	ある程度抵抗がなくなってから寄せないと魚がネットを見た瞬間また走り出す。もしリリースする気があるなら、魚がネットに収まった後すぐには水から上げず、しばらくネットの中で魚のエラに水を通して酸素を与えてから写真等を撮影する。大きな魚ほど弱りやすい。
ノット	トリプルサージャンス不器用でまったく複雑な結び方ができないのでこれで。ランカーというものにお目にかかったことがないので強度もこれで十分。しっかり結べていればエイが釣れても切れない。ダブルラインはやっておかないと根がかり時に結び目の上ですぐ切れてしまう。ダブルラインも簡単にこれで作る。できもしないのに難しい結び方をやると、何度か投げているうちに結び目が緩んでしまい、そのうち投げた瞬間ルアーがすっとんで行ってしまい後悔することになる。やりたいなら十分練習してから。
季節	以下、淀川河口について。冬は初心者には釣れない。寒いだけなので管釣りやメバリングに行ったほうがまし。行きたければ河川よりは誰もいない寒い夜中の常夜灯ポイント。５月：徐々に釣れ始める。６月：適水温となり梅雨で濁りが入るので釣れるペースがアップする。但し、河口だとゴミも多くなるので釣りにならないこともある。基本的にバチパターン。７月：昼間は暑くて魚よりこちらがバテるので夜釣りで。日中が快晴で水温が高くなりすぎると釣れる時間帯が深夜や早朝になる。キビレも含めて実績の高い月。８月：前半は釣れるが高水温になりやはりペースが落ちる。９月：中旬（場合によっては下旬）までは水温が上がりすぎて釣れない。中秋の名月を過ぎて水温が下がるとまた６～７月と同じように釣れ始める。ボラが湧いて魚が初夏より上の層を意識する。１０月：９月以降の雨が少ないと水がクリアになってきて釣れない。１１月：2010年は釣れなかった。シーズン終了。⇒2011年は11月になっても釣れた。流芯側の魚はサッパの群れについて移動しているらしいのでその回遊を待ってサッパパターンで狙うか、ワンド内の居つきをシンペンか小さめのシャローランナーのゆっくり巻きで狙う。
時間	淀川河口の場合、満潮前後、干潮前後の潮の動き始め、動き終わり、等にバイトが出ることが多い。日中水温が上がりすぎているなら深夜以降に釣れる。ボラジャンプが多いがよく見ているとたまにシーバスの捕食活動と思われるライズもあるので、なかなか釣れないときはそれが始まってからルアーを投げたほうがスレが進まなくて良いかも。それまではワンドの中でキビレでも狙ってみると退屈しない。
水深	春～夏は、バイブレーションを根がかりしない程度に底のごつごつを感じるように巻く。あまり浮きすぎないほうが良いが、底はごみだらけなのでずる引きはやめたほうが無難。６月はバチパターンでシンペン中心だがボラが釣れる確率が高まる。秋は表層～１ｍぐらいを中心にまんべんなく探る。
にごり	夏場の淀川河口は幸か不幸か常に濁っている。大雨の後で本当に真っ白になっているときは釣れない。そういうときはひたすらゴミを釣ってしまいイライラすることも多い。秋は夏の雨が少ないと淀川でも水がクリアになってくる上にスレも進むので案外釣れない。
潮	淀川河口は小潮でも釣れる、というか大潮だと満潮時に石積み突堤が水没するので小潮の日に釣行したほうが安全。満潮前に魚が岸寄りに寄っているときが釣りやすい。色が違う流れの筋がルアーの届く範囲に寄って来た時が狙い目。水際で釣れることも多いので満潮時は３～４歩下がった位置から投げるのが無難。突堤が水没するといやでもそうなるが。できれば長靴で行くのがよいが、魚をリリースする時に滑らないよう注意。
風	淀川河口で海側から西風が強く吹いているときは、今のところ釣れたことがない。加古川河口でも常連とおぼしきおっちゃんから、「風が強くて海が荒れているときは釣れんな」と言われたので、河口ではそんなもんなのかも。風によって海面が波立ち過ぎるとベイトが隠れてしまうので、隠れた先を探すべきか。